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病院で取り入れられているヒーリングタッチ

2018年6月17日  カテゴリー : ニュースレター ヒーリングタッチをもっと知る

ヒーリングタッチは、米国では、セラピューティックタッチ、レイキに並んで、病院で取り入れられているエネルギーセラピーの1つです。今では、ヒーリングタッチを提供している病院は沢山ありますが、最初は決して簡単に導入できたわけではありません。

まだ、ヒーリングタッチをハワイの病院で提供することが一般的でなかった15年以上前のこと。ヒーリングタッチを教えるために今では毎年来日している看護師のヒーリングタッチ講師は、当時オアフ島のカイザー病院でヒーリングタッチを導入するため、同僚、医師、病院の説得に奔走します。様々な努力を重ねたとのことです。

・少人数のグループやユニットのスタッフミーティングや、医師が参加している腫瘍科のミーティングを訪ねて、簡単なヒーリングタッチのデモを見てもらう。腫瘍科や整形外科など、疼痛管理が困難な科に特にアプローチ。
・スタッフが出勤している休日を選んで、15分から20分のヒーリングタッチのセッションを受けていただく。
・看護師のリーダーに、疼痛、不安、嘔吐の軽減や、安静状態を向上するなどのヒーリングタッチのベネフィットを伝えるミニセミナーを提供。
・引退した看護師などを見つけ、紹介セミナーを受けていただく。

その中で、特に有効だったのは、医師にヒーリングタッチを体験してもらうことでした。このようにして、徐々にヒーリングタッチへの理解者を増やし、遂には、病院でのヒーリングタッチ導入にこぎつけたのです。そして、助成金を獲得し、ボランティアの研修を行い、CDやマッサージ・テーブルを購入しました。病院のスタッフにヒーリングタッチを伝え始めてから、懐疑心なく受け入れられるまで、2年程はかかったとのことです。

当初は、病院から、「ラヴィング・タッチ」と呼ぶように指示され、数年間は、エネルギーやチャクラという言葉は使うことは許されていませんでした。病院内でヒーリングタッチ施術前後の痛みのレベルを測定し、200症例以上で痛みのレベルが4ポイント下がり、結果が目に見えてきてから、ヒーリングタッチへの紹介が増えてきたということです。カイザー病院では、ボランティア・プログラムとしてヒーリングタッチを導入しましたが、現在に至るまで続いています。

今では、ヒーリングタッチ本部のホームページに掲載されているだけでも、ハワイ州で8の医療施設で、全米で63の医療施設、10の医療系サービスプログラムで、ヒーリングタッチは補完代替療法サービス(有料)として、または、ボランティア・プログラムとして、提供されています。


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