ヒーリングタッチ・プラクティショナーとスチューデントのための
国際倫理規定・実践基準
目的: この倫理規定・実践基準は、ヒーリングタッチのエネルギー的でホリスティックな実践へ導くも のです。
定義: ヒーリングタッチは、クライアントの身体的、精神的、感情的、スピリチュアルな健康を促進し、 調和するために、プラクティショナーが手を使って行うエネルギーセラピーです。
目標: ヒーリングタッチの目標は、クライアントの自己治癒のプロセスを促し、エネルギーシステムの調和とバランスを回復することです。
規定・基準1:実践の範囲
ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、 本人の受けた教育、訓練、保持する免許や認 定資格の範囲内でヒーリングタッチを統合し、実践します。公に対しては、保持する免許や 認定資格に準じた行為を行い、ヒーリングタ ッチ・インターナショナルの実践範囲のガイ ドラインに沿って実践します。
規定・基準2:協力的なケア
ヒーリングタッチは、既存の医療に補完的に、 また、健康やヒーリングへの他のアプローチ とも協力的に使えるホリスティックセラピー です。ヒーリングタッチ・プラクティショナ ーは、自身の専門分野における能力の限界を知っていなければなりません。健康または病気 の状態については、医療従事者によって確認されなくてはなりません。必要に応じて適切な医療関係者や治療家を紹介します。
規定・基準3:自己成長
ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、 ヒーリングタッチの理論的、実践的知識に基 づき実践します。自身の身体的、感情的、精神的、スピリチュアルな健康を促進するためにセルフケアの実践を行います。継続的な学習と自己成長に対する真摯な取り組みを維持します。
規定・基準4:平等と受容
プラクティショナーとクライアントはヒーリ ングにおいて同等のパートナーです。個々の 自律性、成長、自信の度合いに敬意を払い、 クライアントは、人種、信仰、年齢、性別、 障害、性傾向、健康状況に係わらず、常に、 尊敬され、大切にされます。ヒーリングタッ チ・プラクティショナーは、個人のスピリチ ュアルな信念・信仰や実践を尊重します。ヒ ーリングタッチは、特定のスピリチュアルな 実践を奨励しません。
規定・基準5:コミュニケーションと教育
クライアントに提供する情報は、クライアントからの要求、文脈、個人の状況によって様々 です。トリートメントの説明は、クライアントの理解にあわせて行います。ヒーリングタ ッチ・プラクティショナーは、クライアント のセルフケアをサポートする適切な学習方法について提供する役割を担います。
規定・基準6:ヒーリングタッチ・プロセス
ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、基本的な健康情報を得て、エネルギーアセスメントを行い、互いの目標を設定します。適切な介入を行い、エネルギーシステムのアセスメントを再度行い、クライアントのフィードバックを得ます。このプロセスは、クライアントの健康やヒーリングへのニーズを理解する基礎となり、クライアントの安全性を確保する役割を果たします。
規定・基準7:意図
ヒーリングタッチは、クライアントにとって 最良のことを意図し、クライアントのためだ けに行われます。ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、“害のない行為”(Do No Harm)のために、これに専念し、実践します。
規定・基準8:ヒーリングの環境設定
ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、ヒーリングへ導く安全で快適で心地よい協力的な環境を用意します。ヒーリングタッチ療法への同意と身体に触れる(タッチする)ことへの同意を得ます。プラクティショナーは、自らの判断や行動を損ない、また、クライアントに対する安全な実践を阻害するアルコール、薬物、処方薬の影響下にはありません。 プラクティショナーは、ヒーリングタッチのセッションを通じて、身体、感情、思考面においてクライアントにケアと安全を提供できる状態にいます。プラクティショナーは、露出が少なく、清潔で、専門家としての服装を整え、香りは最低限に保ちます。クライアン トは、フィードバックやセッションの変更、 中止を常に伝えることができます。安全で明確なプロとしての境界を保持します。タッチは、性的、侵襲的なものではなく、クライアントの境界を尊重します。プラクティショナーは、クライアントと恋愛的または性的な関係を持ちません。クライアントは脱衣の必要はありません。但し、脱衣を要する身体的、 医療的介入を含む専門的療法の中で行われる場合は例外です。この場合は、適切な覆いを提供します。
規定・基準9:ヒーリングの原則
ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、クライアントの独自の自己治癒のプロセスを認識し、敬意を払います。個々が、内的外的環境と相互に係わり、行動する社会の一部である複雑な存在であることを受け入れます。
規定・基準10:守秘義務
クライアントの個人情報は常に保護されます。 プラクティショナーの経歴と立場に従い、ト リートメントで得た情報を適切に記録します。 クライアントの記録は、プライバシーを守り、 専門分野の規定と法に準拠した方法で安全に保管します。書面による事前許可なく、 記録や情報のいかなる開示も行いませ ん。
規定・基準11:質の高いケア
ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、 高い質のケアの維持に専念します。必要に応 じてヒーリングタッチ認定プラクティショナ ーやその他の資格をもった専門家より、監督 やコンサルテーションを受けます。
規定・基準12:プロフェッショナルとして の責任
ヒーリングタッチ・プラクティショナーは、 公において、ヒーリングタッチを代表するプ ロフェッショナルとして、正しい判断、誠実な実践、このヒーリングタッチ・インターナ ショナル倫理規定と実践基準を準拠します。
Standards of Practice Approved: 6/1996
Code of Ethics Approved: 6/1996
Code of Ethics Revised: 2001
Standards/Code of Ethics Combined/Approved:12/2006, Revised:2/2014
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ヒーリングビヨンドボーダーズ・ホームページ(https://www.healingbeyondborders.org/index.php/about/who-we-are/vision-and-mission)より、許可の元、翻訳・掲載。
核となる価値 実践範囲 ヒーリングビヨンドボーダーズについて